Bytedance社のTikTok Shopは、インドネシア最大のEコマース・プラットフォーム で大手ハイテク企業 GoTo社のEコマース部門 Tokopediaの株式の過半数75.01%を約8億4,000万ドルで買収取得し、インドネシアのEコマース分野への再参入を目指している。
今回BytedanceがGoto社の買収取得に動いた理由として昨年インドネシア政府がTiktokShopを通じてのオンラインショッピングを禁止したためで昨年10月にTikTok Shopの閉鎖を余儀なくされていた。ただ今回のGoto社の株式取得後にインドネシア政府から新たな発表としてTikTokとTokopediaが今後数ヶ月間、電子商取引の提携を試験的に行う事が発表されており、現時点でTikTokはインドネシアのパートナーが必要であることも認めている。
B IyteDanceは、2021年にTikTok Shop Indonesiaを立ち上げ、昨年末の時点でインドネシアのユーザー数は約1億600万人が利用し東南アジア最大のeコマース市場であるインドネシアで、より多くのビジネスを展開したいと考えており、その最大の理由としてインドネシアは、東南アジアのeコマースにおいて非常に大きな市場であり、その価値は年間600億ドルと推定され、この東南アジア地域全体で生み出される収益の約3分の2に相当する。
現在の最新データによると、インドネシアの消費者の4割がTokopediaで買い物をしており、トップのShopeeに次いで2番目に人気のあるEコマース・プラットフォームとなっている。
その他の競合としてはLazadaが追随しており、シェアは20%前後で3番目に高く、Bukalapak、Blibliが僅差で続いている。今後TiktokとTokopediaの合併により東南アジア地域におけるE-commerceの勢力図が大きく変化して行くであろう。